研修/セミナーレポート

工場を歩いて見つける省エネの着眼点~白井興業様で省エネ実践講座を開催 ~

2026年9月16日、白井興業株式会社様の工場において、「中小企業向け脱炭素経営セミナー」が開催されました。本セミナーは、山口県と山口県中小企業団体中央会が主催し、YMFGグロースパートナーズ(以下、YMGP)が運営を担当したものです。
当日は、周南地域の製造業者など10社から11名が参加しました。参加者は、一般社団法人エネルギーマネジメント協会の高田敏春代表理事とともに工場内を巡り、空調、照明、コンプレッサなどの設備を実際に確認しました。設備の稼働状況や管理方法を確認しながら、省エネにつながる改善の着眼点を学びました。

1. 省エネの第一歩は、現場を知ることから

エネルギー価格の上昇などを背景に、省エネによるコスト削減は、企業経営における身近な課題となっています。
一方で、省エネや脱炭素に取り組もうとしても、「どの設備から確認すればよいのか」「日常の運用に改善の余地があるのか」など、具体的な進め方に迷う企業も少なくありません。
省エネの方法は、設備の更新だけではありません。現在使用している設備の設定や稼働時間、点検・管理方法など、日々の運用を見直すことでも、エネルギー使用量を削減できる可能性があります。
そのためには、まず自社の設備がどのように使われ、管理されているかを把握し、省エネにつながる改善の余地を見つけることが重要です。

工場見学写真
工場見学写真

2.工場を歩きながら学ぶ省エネ診断

当日はまず、白井博之社長から、脱炭素に取り組むきっかけや現在の取組、今後の目標などをご紹介いただきました。
その後、一般社団法人エネルギーマネジメント協会の高田敏春代表理事による省エネ診断が行われました。参加者は高田代表理事とともに第1工場内を巡り、空調、照明、コンプレッサなどの設備を実際に確認しました。
高田代表理事からは、設備の稼働状況や設定、点検・管理方法など、省エネの観点から設備を見る際のポイントについて、その場で説明がありました。
参加者は、設備を新しくすることだけでなく、現在の設備の使い方や管理方法を見直すことでも、省エネにつながる可能性があることを学びました。実際の設備を見ながら説明を受けることで、自社の設備運用や日常の管理に置き換えて考える機会となりました。

3.現場での気づきを、経営改善につなげる

今回のセミナーを運営したYMGPの原田は、実際の工場で省エネ診断を行う意義について、次のように話します。

YMFGグロースパートナーズ 原田
「省エネというと、設備の入れ替えなど、大きな投資が必要になるイメージを持たれることがあります。しかし、実際の現場を確認すると、設備の設定や稼働時間、点検・管理方法など、日々の運用から見直せる点が見つかることもあります。今回は、専門家が設備のどこに着目するのかを実際の工場で見ていただくことで、参加された皆さまが自社に置き換えて考えられる講座を企画しました。このセミナーが、自社の設備やエネルギーの使い方を見直し、具体的な取組を考えるきっかけになればと考えています」

YMGPでは、脱炭素を単なるCO₂排出量の削減にとどまらず、エネルギーコストの削減や設備運用の効率化など、企業の経営改善につながる取組と捉えています。
今後も、CO₂排出量の可視化や削減計画の策定、省エネ診断などを通じて、地域企業が自社の課題に応じた取組を具体化し、実行へ移すための支援を行ってまいります。

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