医療・介護現場の食を支える。 補助金を活用した新工場建設で生産能力は3倍、災害にも止まらない供給体制実現へ

医療・介護施設向けの完全調理品を製造する四国医療サービス株式会社。需要拡大に対して既存工場の生産能力が限界を迎える中、新工場建設に向けた成長投資計画の策定からプレゼン審査対策まで伴走し、大規模成長投資補助金の採択を支援しました。

課題・お悩み

  • 医療・介護施設における調理人材の不足を背景に、完全調理品への需要が拡大する一方、既存工場の製造能力が限界に達し、受注機会を十分に取り込めていなかった。
  • 既存の製造ラインは工程ごとに手作業が必要であり、冷凍、検品、格納などの工程に時間と人手を要していた。また、原材料や商品の運搬も人力に頼るなど、生産性の向上が課題となっていた。
  • 自社の冷凍庫だけでは原材料や商品を十分に保管できず、外部の冷凍庫を借りて対応していたため、保管コストや運搬作業が発生していた。

YMGPの支援内容

新工場建設という大規模な成長投資を実現するため、「中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金」の申請を支援しました。

支援にあたっては、同社の事業内容や完全調理品市場の動向、既存工場の製造工程などを詳細に把握。外部環境・内部環境の分析を通じて、新工場建設が同社の企業価値向上にどのようにつながるのかを整理するとともに、医療・介護現場の人手不足解消や地域雇用の創出など、本事業が持つ社会的意義を成長投資計画へ反映しました。

また、書面審査への対応だけでなく、経営者が参加するプレゼンテーション審査に向けて、評価ポイントを踏まえた発表内容の整理や想定問答集の作成を実施。社長、副社長、工場長と複数回にわたって質疑応答の練習を行うなど、採択に向けて一貫した伴走支援を行いました。

成果

補助金の採択により、新工場建設に向けた大規模投資の実行を資金面から後押しすることができました。

新工場では、自動化設備の導入によって冷凍、検品、格納などの作業時間を短縮し、製造工程の大幅な効率化を図る計画です。また、原材料や商品の保管スペースを拡大することで、外部冷凍庫への運搬作業を削減し、大量仕入れや商品在庫の確保にも対応できる体制が整います。

これにより、年間約30万パックだった製造能力は約100万パックへ拡大する見通しとなり、これまで供給できなかった医療・介護施設にも商品を届けることが可能になります。さらに、事業拡大に伴う新たな雇用の創出や、災害発生時に地域へ食品を提供できる体制の構築など、地域社会への貢献も期待されています。

四国医療サービス株式会社
■企業所在地
愛媛県松山市久万ノ台1195番地
■事業内容
医療・介護施設向け完全調理品の製造など
■Webサイト
https://shikoku-ms.jp/

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