同社を中核としたCN経営の面的な広がり
鉄道用車両/半導体製造装置部品などの製造を手掛ける創業70年を超える老舗製造業。大手上場企業を主要取引先としており、QCDに代表されるモノづくりの要諦の他、DXやESG対応など時代の変化/要請に合わせて企業変容を行っている。同社を中核として、下松市域内における面的なCN経営の広がりがもたらされた。
課題・お悩み
- 主要取引先である下松市に拠点を置く大手上場企業より、CNに向けた取組みの働きかけがあったが、自社で対応できずに困っていた
- 同社に限らず、大手上場企業から取引先に対して同様の働きかけがあり、同社と同様に各社対応に困っていた
- 課題・悩み1は、CN経営実践を具体的に進める方法や取引先に対し説得力をもって説明できない。課題・悩み2は、同様の悩みを抱える企業を含み面的な取組みを進める必要性を感じていた
YMGPの支援内容
同社に対し、山口県委託事業を通じて「CO2削減ロードマップ」策定支援を実施した。ロードマップ策定においては、「現状把握フェーズ」にて、自社の排出量を主要な排出源まで特定できる粒度にまで見える化を実施。
それをもとにした「削減ロードマップ」では、過去の削減取組みも含め削減/経済効果を定量的に示した。これからの取組みについては、経済効果、取り組みやすさの観点から優先順位付けを行った。
成果
同社においては、策定した「CO2削減ロードマップ」をもとに、取引先との対話を実施。つぶさに掘り下げた現状把握を根拠とした今後の削減計画並びに過去の削減努力について定量的に明示することができ、同社のCNに向けた活動が評価されるに至った。
また、同社代表者が大手上場企業向けサプライヤーを束ねる企業団体の長、下松商工会議所の会頭を務めていたこともあり、同社が起点となり下松エリアにおける面的な広がりにつながった。
具体的には、地域の顔役である、山口銀行下松支店長が持つネットワークを武器として同社と連携した活動を展開。下松に拠点を置くサプライヤー企業、大手上場企業や商工会議所、下松市、金融機関を巻き込むに至った。
結果として、下松市独自のCN関連セミナー開催による機運醸成、それを背景とした下松市における補助金組成に至った。
- ■企業所在地
- 山口県下松市葉山2丁目904−15
- ■事業内容
- 鉄道用車両部品・半導体製造装置部品製造業
- ■Webサイト
- https://hiromoku-giken.co.jp/
